パワーストーンと天然石のコラムティファニーストーンについて

2016年09月05日

ティファニーストーンという天然石。

その名前を聞いて「ん?ディファニー?」と思う方もいると思います。
そうです。あのティファニーです♪

ティファニーストーンはその名の通り、米国ティファニー家の名前がつけられています。
言わずと知れた宝飾ブランドで誰もが知っていますね。

ティファニーの創業者チャールズ・ルイス・ティファニー。
その息子ルイス・カムフォート・ティファニーは、宝飾デザイナーの他、ガラス工芸家としても有名。
そのルイスが作るステンドガラスの風合いが、この紫色の石にとても似ていることから名づけられたそうです♪

なので、「ティファニー」という名前ですが、実際には息子さんの名前。
(もちろんティファニー一族ですので問題ありませんけど)

ところでこのティファニーストーン。
石としてはあまり耳にしないですが、
これがまた上品な色合いがとっても美しいです!
紫~白が混ざり合い、美しくかつ幻想的な雰囲気を出しています。

ティファニーストーン

この幻想的な雰囲気を作りだしているの鉱物はいくつかあり、
紫はフローライト、白はカルセドニーやオパール(コモンオパール)、
時々一部に見られるピンクはロードナイトなど。
そうです、ティファニーストーンは「混合石」なのです。

その中でもパープルフローライトが多く含まれることから、
「フローライトオーパール」や「オパライズドフローライト」と呼ばれています。
フローライトといえば、通常は透明なイメージがありますが、
こちらはその名の通りコモンオパール化したフローライトですので、透明度はありません。

当店ではできるかぎり発色の良いパープルフローライトメインのティファニーストーンをご用意していますが、
お店によっては白に近いラベンダー色のものや、希少なロードナイト多めのピンクに近いものも存在します。

現在ティファニーストーンはアメリカ・ユタ州の限られた鉱山でしか産出されていません。
アメリカでしか産出されない = アメリカの宝飾の第一人者ティファニー
というところから、その名前をつけた理由のひとつかもしれませんね♪

ティファニーストーンは天然石、パワーストーンとしても大変希少。
当店でも時々しか入荷しません。
でありながらこの大人っぽい色合いと、鉱物としての珍しさで、
沢山のファンから愛されています。

他にティファニーが名づけた石として、「タンザナイト」もありますが、
その話はまたいづれ。

小話でした♪