アマゾナイトといえば、上品なパステルブルーの色合いが美しい人気の天然石。
一般的に採掘される産地といえば、ペルーやロシア、ブラジル、モザンビークなど。
産地によって、色合いも風合いも若干の違いがありますね。
このアマゾナイトは産出量が多く、お手頃な価格でゲットできていた天然石なのですが、
最近ではペルー産、モザンビーク産のアマゾナイトが市場からかなり減ってきています。
このふたつの地域から産出されるアマゾナイトは品質の良いものが多く、
その品質ゆえに需要が高いため、結果としてすぐに採りつくされてしまったのだと思います。
そんなアマゾナイト不足の中、
なんと中国西部の新疆ウイグル自治区から、珍しい風合いのアマゾナイトが採掘され、現在話題を呼んでいます。
このアマゾナイト、なんと透明度があるんです。
それがこちら!
どうですか?この可愛いパステルブルー!
ウイグル産のアマゾナイトは
アマゾナイトの成分のほかに水晶などの石英系の石が混ざり合い、
強度を保つための含浸処理がほどこされ、
それら成分が反応して透明感あるブルーの色合いになっているのだと思います。
その風合いから、業界では「アマゾナイトシリカ」や「アイスアマゾナイト」と呼ばれていて、
いまではもう引っ張りダコ!
とても人気です!
しかし、こういった珍しい石は、そう長くは流通しません。
たまたま今産出・流通しているだけで、すぐに消えゆく「限りある資源」です。
流通している現在は、お値段もお手頃ですが、
その波がおさまると、どんどん価格高騰していきます。
もしかしたらまた採掘されるかもしれないし、もう2度と発見されないかもしれません。
アマゾナイトシリカに限ったことではありませんが。
天然石がお好きな方は、その買い時を誤らないように!
…と、自分に言い聞かせてます(汗